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イオンモール=郊外じゃない! 全国各地に登場している「都市型タイプ」とは

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自由が丘や横浜のイオンモールは「ちょっと狭い!」

 さて、ここまで3つの「都市型イオンモール」を紹介してきた。自由が丘駅前や横浜駅前にできる店舗もこうしたものになるのかも――と思いきや、少し残念な情報もある。

 2023年に開業する両店はショッピングセンター業態であるものの、ダイエー横浜西口店跡の「イオンモール横浜西口(仮称)」の総賃貸面積は約20,000㎡、ピーコックストア自由が丘店跡の「自由が丘二丁目計画(仮称)」に至っては約5,000㎡と、巨漢店舗が多いイオンモールのなかでは「最小クラス」の規模となる計画だ。

 それゆえ、両店ともに一般的にイオンモールと聞いてイメージされるような「巨大な建物内にイオンの総合スーパーを核として多くのテナントやアミューズメント施設が並ぶ」というものとは少し違う内容になることが予想される。

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自由が丘駅近くに2023年秋開業予定のイオンモール運営の商業施設。旧「大丸ピーコック」の跡地に出店する(ニュースリリースより)

 とはいえ、近年立地に合わせるかたちの個性的な都市型イオンモールが増えているのは事実。近い将来には、東京や大阪などの都心にも、広い店舗面積に多くの機能を備えたこれまでにない「新業態の都市型イオンモール」が誕生することもあるかも知れない。

<取材・文・撮影/都市商業研究所 若杉優貴>

若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体『都市商業研究所』。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitter:@toshouken

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