あれ、俺クサい…?20代でも「臭う人」のバッド生活習慣
若年性加齢臭は多忙な若手ビジネスマンにとって他人事ではありません。「生活習慣」そのものが、加齢臭の原因に直結しているからです。
高脂肪高カロリーの偏った食事や運動不足、飲酒、喫煙、さらに睡眠の質などにも因果性はあります。
日々の仕事が忙しいからといって、生活習慣を疎かにしてしまっては「臭う人」という不名誉なレッテルを貼られてしまうかも。
加齢臭は「メタボ臭」?
実際に若年性加齢臭を引き起こしかねない生活習慣とは何でしょうか。五味クリニックの五味常明院長がまず注目したのは「油分」です。
「例えばファストフード店などの調理でよく使用される食用脂のラード、そのほかにも肉類やバター、チーズには“飽和脂肪酸”と呼ばれる動物性の脂肪酸が多く含まれています。これらを日常的に摂取すると血中の粘度が高まって、俗に言う“ドロドロ血液”のように血流が滞りがちになってしまうのです。
さらに、中性脂肪や悪玉のLDLコレステロールが増加して、肥満(メタボリックシンドローム)の因子にもなります。つまり若年性加齢臭を患う人は、生活習慣病が原因でメタボ化してしまった人にすごく多いのです」(五味医師、以下同)
メタボ臭にならないための食材
五味院長によれば「生活習慣病×若年性加齢臭=メタボ臭」とのこと。メタボ臭にならないために積極的に摂取すべき食材とは?
「まず、α-リノレン酸を豊富に含むエゴマ油や、シソ油は血管に溜まったコレステロールを排除する手助けをしてくれます。青魚からとれる魚油のEPAとDHAは悪玉コレステロールを減らす効果があるので、積極的に摂取したほうがよいでしょう。
また、抗酸化作用に優れたビタミンCは活性酸素を抑制します。雑穀や玄米、胚芽米に多く含まれるビタミンEとビタミンB群。そして、大豆製品にも抗酸化作用のあるイソフラボンが多く含まれていますよね。
あとは、6色野菜と梅干し、ワカメ、めかぶなど水溶性の海藻や食物繊維が重要です。つまり、肉食や動物性脂肪がメインの欧米スタイルは控えて、低脂肪で栄養豊富な和食を食べてくださいということです」