月20万円の印税収入も!自撮り、落書き、ポエムの「Kindle出版」で稼ぐ人たち
印税収入は少額でも、出版することが何かを生む
家事代行歴7年の経験を生かし、昨年10月に初のレシピ本をKindleで出版したのが、千葉県木更津市に住む、2児の母親で主婦のおりとなおこさん(@oritonaoko)だ。
「家事代行に行く先々で、毎日の献立を考えるのがツラいという悩みが多かったので、2年前からSNS上に、簡単に作れるレシピを紹介し始めました。そしたら昨夏、私のSNSを見たデザイナーのひじきさんが声をかけてくれて、一緒に本を作ることになったんです」
おりとさんの作業は撮影のための料理作りとレシピ解説の執筆で、合わせて10日ほどだったという。
「タイトルはネット上の検索ワードとかは気にしませんでした。価格も、印税70%プランの条件内と、私の呼び名が“なこ”という理由から750円ですし(笑)」
印税収入は少額でも、出版することが何かを生む
戦略はなかったが、伝説の家政婦ブームに乗り、競合ひしめくレシピ本で100位以内に。発売4か月で計3万円強の印税を得た。
「それ以上に嬉しかったのは、希望していた千葉県袖ケ浦市の産前産後ヘルパーとして事業所登録が叶ったこと。普通のおばさんでも、紙の本でなくKindle本でも、実績が認められて社会的な信用に繫がるんだなと驚きです」
毎月の印税収入も魅力だが、Kindle出版が、燻っている人生を打開してくれるかもしれない。