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実家暮らしを敵視する義姉がウザい。「セレブなママ友」付き合いで金銭援助まで

コラム

引っ越しを告げると勝ち誇った顔が…

「余計な波風を立てたくなかったので誰にも言わず、兄嫁のことも最初は適当に受け流していました。けど、それがほぼ毎日続くとさすがにウザいじゃないですか。いちいち対応するのが無駄に思えて、それで兄夫婦が戻ってきてから約半年後、実家を出ることにしたんです

 引っ越し先は実家よりも職場に近い港区内のタワーマンション。1LDKながら50平方メートル以上の広さがあり、家賃はなんと25万円。本来なら社会人2年目の若者が払える額ではないですが、お金の心配はなかったそうです。

「実は、大学時代から投資を行っていて、毎月家賃を払えるだけの蓄えはありました。ただ、私がどんな場所に引っ越すかを家族に話すと、最初は勝ち誇った顔をしていた兄嫁がとても悔しそうな顔をしたんです。復讐なんてするつもりはさらならなかったですが、おかげで少し気が晴れました(笑)」

 でも、それ以降は義姉から「ウチは子供もいて大変なのよ」と遠回しに経済援助を要求されるようになります。とはいっても笹野さんの兄は大企業勤めで、同年代の中ではそれなりに収入をもらっていました。そのため、この要請はきっぱりと断ります。

義弟に経済援助を求めるのは筋違い?

家計簿

「このとき義姉は専業主婦ですが実家に住んでるなら住宅費の負担はなく、本当なら生活に余裕があってもおかしくないくらい。後で知ったのですがセレブなママ友たちと付き合った結果、ランチやお茶でも高い店ばかり行くもんだから金欠になったみたい

 甥っ子は可愛かったので日頃から何かとプレゼントしていましたが、実家から出ていくように仕向けた彼女の遊ぶ金を出してやる義理なんてありません。当然拒否し、『だったら人に頼むより前にパートでも始めるのが筋でしょう』って言ってやりましたよ。あまりに正論だったからか、ぐうの音も出ない様子でしたけどね(笑)」

 女性にとって夫の実家での生活はいわばアウェー。義両親に気を遣わなければいけないのに、就職している小姑や小舅も一緒に住んでいたら「早く出て行って欲しい」と内心思うのは当たり前のことでしょう。

 この義姉の態度は問題だったと思いますが、結果的に実家を出たことは彼にとってもよかったのかもしれませんね。

<TEXT/トシタカマサ イラスト/zzz(ズズズ)>

-[私の周りの迷惑な人]-

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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