暴力を振るう、ノーマスクを強要…本当に「危ない会社」から身を守るためにすべきこと
もっとも有効な証拠になるのは?
「一番いいのは、妻や親などへLINEで相談しておいて『記録を残す』ことです。妻や親に心配をかけたくない人は、友人や同僚でもいい。『いつ、どんなことをされたのか?』を具体的に伝えておくと、有力な証拠になります」
LINEで事実や時系列を保存しておけば、理不尽な異動など報復人事への反撃材料になるとも。
「報復人事であることを立証するためにも、『それまでにどのようなことがあったのか?』の記録が必要です。また、同業他社への転職の妨害は、言うまでもなく違法なので、何をされたのかを記録しておきましょう」
退職代行を利用する方法も
最後に、あまりに事態が難航するなら、退職代行を利用する方法もある。3万円ほどで、退職だけでなく、賃金や残業代などの請求まで請け負ってくれる。心に留めておいて損はないだろう。
<危険な会社から身を守る方法>
1. LINEで友人・同僚に相談しておけば、証拠になる
2. 弁護士に相談する場合は、セカンドオピニオンが大切
<取材・文/週刊SPA!編集部>
【嵩原安三郎】
弁護士。フォーゲル綜合法律事務所・所長。労働、ハラスメント問題などに精通し、テレビ出演多数。著書に『交渉上手』(三笠書房)など
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