数年前に別れた元カノがストーカー化。LINE連投で「今日〇〇にいたよね?」
ついに恐れていたことが…
話が通じないのはあの頃と変わっていないと確信した西野さんは、それ以降、送られてくるAさんからのLINEをすべて無視。その内容は「今日のランチは〇〇だったんだね」「休みなのにお出かけしないの?」など明らかに見られていることがわかるものばかり。
「家を知られているので下手に刺激したくなくて、ブロックはせずにいました。もちろん通知も切っているんですが、LINEが来ているという事実とずっと見られているという恐怖がどんどんストレスになっていって不安で眠れなくなってしまったんです。そのせいで仕事にも集中できなくて、体調も悪くフラフラな状態でした」
そしてついに恐れていた事態に発展してしまうのです。ある日の夜、仕事から帰宅した西野さんが家でテレビ見ながらウトウトしていると、突然インターフォンが鳴り響きます。ドアののぞき穴から外を見てみると、そこにはAさんの姿が!
それと同時に「中にいるよね? 開けて」というLINEが。あまりに突然のことで何もできずにいると、LINEが何通も送られ、ドアを叩きながら大声を上げはじめたのです。そこで危険を感じた西野さんは、警察に通報しました。
ドアを叩きながら大声を出しはじめる
「10分くらいで警察官の方が3名ほど来てくれて、彼女は取り押さえられて連れて行かれました。その後、事情を聞かれてこれまでの経緯を話し、警察の方にLINEの画面なども見せました。警察の方はすごく親身に対応してくれて、最後は『大変でしたね……』と慰めて帰ってくれましたよ」
翌日、警察の方から、やはりAさんがストーキングをしていたと伝えられ、西野さんはすぐに引っ越しすることを決意。上司に事情を話すと最近の疲れ切った西野さんの様子を心配していたようで、すぐに有給を取得できるよう配慮してくれたそう。そして数日のうちに引っ越しを完了させることができました。
「引っ越しと同時にAのLINEもブロックしました。その後、実はAの友人で当時数回会ったことのあるNさんという女性から連絡が来て、僕と別れた後のAのことを教えてくれたんです」