「命の値段が本当に安い」仮想通貨1億円溶かした人気ブロガーが海外で感じた衝撃
ドバイで目撃した超格差社会
――そう考えるようになったきっかけは?
みさちゃす:ドバイの超格差社会を見て衝撃を受けたことですね。人口の90%が外国人で、多くがフィリピン、インド、パキスタンなどからの出稼ぎ労働者であることは知られていますが、50度の気温の中で朝晩働いて月収3万円程度。彼らの部屋を見せてもらうと、日本人には到底耐えられないような狭い相部屋に住んでいる。
その反面、富裕層は飲食店で1回数百万円を使う事も珍しくない。私も1杯7万円のウィスキーをご馳走になったりしました。これまで49か国を渡り歩いたのですが、ドバイの現状はまさに上を見ても下を見てもキリがない。
私も側から見たら自由で悠々自適に見えるかもしれないけど、私などは足元に及ばないすごい人たちが世界には無限にいる。自分の人生を受け入れて、目の前のことを一生懸命やるしかないと思いました。
若者たちにチャンスを与える大人に
――今後も海外渡航は続けられるのでしょうか? 当面の目標はありますか?
みさちゃす:はい、コロナ以前からこの生活なので、特に変わりませんね。将来の夢は若者たちにチャンスを与える大人でしょうか。
佐々木健二さんという日本人大富豪がいらっしゃいまして。その方は日本の若者に学んでチャンスを掴んでほしいとTikTokアカウントを開設していて、ドバイ万博に50人無償で招待されたりしているような方なんです。私も佐々木健二さんのように若者たちにチャンスを与えられる存在になりたいと思っています。
<取材・文/安 宿禄>
【みさちゃす】
1995年愛知県生まれ。私立中学で中卒、通信制高校を経て中京大学を卒業後、仮想通貨で1億円を溶かすなど波乱万丈な人生を送る。現在はフリーランスで様々な事業を行いつつ、年の半分を海外で生活している。
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