ペヤングソースやきそば「激辛」「超大盛り」誕生のワケを聞く。不評だった味も
ペヤングソースやきそばといえば「大盛り」「激辛」をイメージする人も多いだろう。ただペヤングソースやきそばの発売元でもある、まるか食品株式会社は、やきそばの他にもうどんやラーメンも手がけている。
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「ペヤングといえばやきそば」というイメージが強いが、さらに新商品を出すごとに常に話題になるのもすごい。今回は株式会社ペヤングホールディングス事務本部 製品開発課 グループ広報担当 小島裕太氏にペヤングソースやきそばについて取材した。
大盛りのきっかけは「社長」と「コンビニ」
ペヤングソースやきそばといえば、もはや大盛りが代名詞ではないだろうか。大盛りができたきっかけを小島氏に聞いてみた。
「2004年に、今の社長がコンビニに行ったとき、ペヤングソースやきそばとおにぎりをコンビニで買っている人を見かけたんです。それで社長が『おにぎりではなくペヤングをもう1個買ってくれればいいのに』と思ったらしいんです。だったらペヤングソースやきそばの麺2倍にした商品を出せばいいのではないか、というのが大盛りのきっかけです」
麺を2倍で販売し、今や超大盛タイプは定番商品となったがその後も社長はまたコンビニである光景を目の当たりにする。
ペヤングの名前を広めたかった
「麺2倍のペヤングソースやきそばの超大盛りはかなりヒットしたんですが、その後また社長がコンビニに行くと、超大盛りとおにぎりを購入している人がいたようです。社長はそのとき『まだまだ足りないんだな』と感じたみたいで、2018年にさらに大盛りのギガマックスができました。
ただギガマックスを販売してからもYouTubeなどで『まだまだ食べられる』『大食いしてみたけど全然行ける』といった動画や、Twitterとかでギガマックスと他の料理を食べたみたいなことも目の当たりにして、今はペタマックスという商品が生まれました」
ペタはギガの上の上の単位だ。ペタマックスうどんも2022年に販売されて話題になった。大盛りを次々に販売しているのは、消費者に対しての挑戦だったからなのだろう。それにしても商品を次々と新しく生み出すのには訳があるのか。