“防犯カメラ”で住人を監視するマンションに引っ越した20代女性の後悔
防犯カメラで撮影された映像は…
確かに、何度も映像をチェックされていると思うと気持ちが悪いものです。
「いろいろと調べてみると、防犯カメラで撮影された映像も保護されるべき『個人情報』にあたるそう。マンションでは管理組合や管理会社が、設置目的を入居者に告知したり、閲覧権限などについて細則を定めていることが多いようです」
となると、防犯カメラで住人の生活に口を出すのは個人情報保護の観点からも、問題がありそう……。
防犯カメラの映像も「個人情報」
「例えば、私の彼氏が建物内で盗みを働いて、警察への捜査協力として防犯カメラのデータを提供する、みたいな話ならまだわかりますが、単に遊びに来たことまで制限されるのは過干渉だなと思いました。
実際に弁護士に相談したわけではないので、正確なところはわかりません。でも、私が調べた資料をメールで送り、入居時に防犯カメラの運用の仕方は説明してもらっていないと伝えたところ、そこから連絡が来ることはなくなりました」
退去とまで言ってきた挙句、返事もなかったとは、大家に対する不信感が高まってしまっても無理はないでしょう。
「不動産屋と大家は自分たちが不利だからか、私を刺激しないようにと思ったのでしょうね。私ももう彼らとはやりとりしたくなかったのでそのまま生活しましたが、更新の半年前に『更新を拒否します。○月中に退去してください』という旨の手紙がポストに入っていました」