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「子猫連れで出社」できる企業が生まれた深いワケ。仮死状態だった子猫も保護

ビジネス

会社にとってもメリット大

コムネット

デスクでくつろぐ猫ちゃん

 平櫛さん以外に子猫同伴や一時帰宅をしている社員はまだいないそうですが、この取り組みの波及効果を期待しているといいます。

「コロナ禍のペットブームで育児放棄が急増していることもあり、時代に合った社会貢献だと感じています。今までBtoBのビジネスしかやってこなかったのですが、2020年から健康管理アプリなどで、一般ユーザーの方との接点が生まれているので、私たちの会社を知ってもらうきっかけになるだけでも、意義があると思っています」

 保護猫を会社で飼うことは社会貢献となり、ひいてはブランディングにもつながる取り組みです。猫を飼う会社はわずかながら生まれてきていますが、子猫かつ同伴というかたちで1か月程度とするならば、比較的ハードルが低いように感じました。とはいえ、ここまで家族的で寛大な社風だからこそ、なせる業ともいえそうです。

<取材・文/ツマミ具依 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

企画や体験レポートを好むフリーライター。週1で歌舞伎町のバーに在籍。Twitter:@tsumami_gui_

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