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下ネタで妻の両親の顔が引きつり…芸人の友人に司会を頼んだら結婚式が台無しに

コラム

 新型コロナウイルスが蔓延するなかでも、新しい生活様式を実践することで徐々にこれまでの日常を取り戻すことができるようになりました。

結婚式

画像はイメージです(以下同じ)

 そんな中で、延期していた結婚式をあげたのが篠山孝雄さん(仮名・28歳)です。篠山さんは、2021年9月に4年間交際を続けていた彼女と結婚。コロナ禍の中で結婚式をするか迷った2人でしたが、対策が万全だという式場を見つけることができました。しかし、思わぬところに落とし穴があったようで……。

司会は友人のお笑い芸人が適任?

「はじめは近親者だけで行おうという話になっていました。しかし、結婚式の予定日付近は新型コロナウイルスの新規感染者も少なくなっていたので、友人や会社の関係者も可能な限り呼ぼうと決めたんです。飲み会などもできずに、なかなか会えない友人も多かったので、良い機会になればと思い、しっかりと対策をした上で通常の結婚式を行ったんです」

 妻の真由美さんも大喜びで、最終的には70人近い参加者となったという。2人で貯めていた資金や両家の親からの支援で、フレンチのフルコースを出す豪勢な結婚式にしたそうです。

「料理は自分たちで試食もしてバッチリ美味しいものを提供することに。また、式を盛り上げるために司会もしっかりとした人に頼もうと思った時に、友人の某中堅事務所に所属するお笑い芸人の田中(仮名)のことが頭に浮かびました。ライブで頑張りながら、テレビなどにも少し出るような芸人コンビのボケです。数年前までちょくちょく飲みに行っていたんですが、新型コロナが流行してからは疎遠になっていました。友人たちも会いたがっていたし、丁度いいと思って連絡してみたんです」

カスタマイズしたネタを披露してくれることに

電話

 久しぶりに田中さんに連絡をしてみると大いに盛り上がりました。事務所を通して正式にオファーをしてほしいということになり、事情を聞いたマネージャーも友人価格で安くしてくれたといいます。

「田中はすごくやる気を見せてくれて、打ち合わせも自宅にわざわざ来てくれました。コンビでもネタ作り担当だったので、馴れ初めや妻の情報などを入れ込んだ漫才も当日披露してくれると意気込んでくれました。ただ、後でわかったのですが、このころはライブの仕事も完全復活していなくて、テレビ仕事もほとんどないのでかなり暇だったようです(笑)。式の前日までLINEで詳細な打ち合わせをしましたから、きちんと成功させてくれると思っていたんですが……」

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