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「生活は苦しいけど」27歳米国人がモデルと芸人の両立を続けるワケ

暮らし

「まかろにステーション」結成の経緯

ギャビン

――お笑いが大好きなんですね。

ギャビン:大好きです。アメリカでは学生の頃に劇団員(お笑いではない)だったことがあり、コメディーショーに出させてもらったことがあります。そのショーで、コントと即興コントを経験し、お笑いをやってみたいという気持ちはありました。でもモデルをはじめた頃は、まだ日本語が上手に話せなかったので、モデル1本で活動していた感じです。

 大学に入るのと同じタイミングで、「日本語も上達したし、お笑い活動をやりたい」という気持ちが再びわいてきました。

――なるほど。それで、「まかろにステーション」というコンビを組んで芸人活動をはじめられたわけですね。相方のきたばさんとはどちらで知り合ったんですか?

ギャビン:実は、養成所には通っていません。2017年の12月に、いま所属しているグレープカンパニーのオーディションに合格して、2018年4月から事務所に所属し、芸人としての活動をはじめています。相方とは、明治大学に通っていたときのサークルで知り合っていました。でも、お笑いサークルじゃなく、映画サークルです。

相方をお笑いサークルへ探しに行った

ギャビン

ギャビン:この頃、再びお笑いをやりたいという気持ちになっていたわけですが、日本で芸人を目指すには外国人が1人だと難しいところがあると個人的に感じていました。そこで、相方になってくれそうな人を探しにお笑いサークルへ行ったこともありましたが、噛み合う人を見つけることができなかったんです。

 自分にないパーツを持っている人を相方にほしいと思っていました。それがたまたま、サークルの飲み会でモノマネなんかをふざけてやっている相方の姿を見て、「あれ? この人、自分と噛み合うんじゃないか」と感じたんです。それで相方に声をかけたところ、まさかの乗り気でOKしてくれました。

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