東京03、かが屋…実力派芸人が支持する“8人組”主宰の野望「2か月でコントを100本書いた」
作家としての目標は…
――いい目標ですね。
蓮見:僕個人の仕事はちょこちょこいただけるようになりましたけど、これからはメンバーそれぞれの仕事も増えるように知名度を上げていきたいですね。そのためにも、演劇でもコントでも、単独公演をしっかりやっていきたい。
――作家としての蓮見さんの目標は?
蓮見:ずーっと書くものがあったらうれしいです。
ドラマの依頼は「自信が今はない」
――ドラマなどの依頼もこれから来ると思いますが。
蓮見:ドラマは書けないと思うんですよねえ……。もし来たら、断りはしないかもしれないですけど、いまの僕が書いてもそんなに面白くないような気がします。含蓄(がんちく)もないし、10話とか保たせる自信が今はないですね。メンバーが全員出るドラマだったらやりようがあるかもしれない。
――それは観てみたいです。
蓮見:8人組でこんなふうに活動している団体は他にあまりいないし、僕らを好きでいてくれる人たちは「どうなっていくんだろう?」と面白がってくれていると思うんです。
だから、自分であんまり決めすぎないほうがいいのかなと思います。観てくださっている方と一緒に、僕自身も「どうなるんだろう」と思いながらやっていこうと思います。
<取材・文/釣木文恵 撮影/石原敦志>
【蓮見翔(はすみ・しょう)】
1997年、東京都生まれ。日本大学芸術学部在学中、演劇企画団体「はりねずみのパジャマ」を立ち上げ。2020年9月、サークルのメンバーで「ダウ90000」を結成。2021年7月、作・演出を務めたコントライブ『夜衝』が評判を呼ぶ。『東京03の好きにさせるかッ!』(NHKラジオ第1)、ラブレターズ単独ライブ、かが屋文庫書き下ろし生配信などに脚本提供。
Twitter:@Show0408S