自宅にいながら「店舗接客」の副業が。バーチャル販売員“ナカの人”に聞いた可能性
テクノロジーの進化は目覚ましく、人間のさまざまな仕事がAIやロボットに代替されると言われている。一方で、新たな仕事が続々と生まれていることはあまり知られていない。あたらしい仕事に奮闘する人々から将来を生きるヒントを探ってみよう。今回は、自宅にいながら接客の仕事ができるバーチャル販売員の可能性について探ってみた。
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キャラクターを遠隔操作「アバター販売員」
コロナ禍でリアル店舗での接客が難しくなるなか、アバターでの接客が注目されている。スーパーマーケットやアパレル店舗にモニターを設置。そこに映るキャラクターを遠隔操作して、画面越しに客に話しかけ、商品を宣伝するのだ。
バーチャル接客に、いち早く可能性を見いだしたのが、アバタービジネスを手がける伊藤彰宏氏だ。
2018年に3Dモデルの制作を始めた伊藤氏は「アバター販売員」をひらめき、カリスマ販売員「イトッポイド」をプロデュースする。
アバターなら商品PRに集中できる
「前職で家電量販店の販売員をした際、身なりに気を使ったり、体力が必要だったり、多くの課題に気づきました。でもアバターなら商品PRに集中できるんです」
伊藤氏は「イトッポイド」の“中の人”として、東京オートサロンで「バーチャルティッシュ配り」を行い、3時間半で1000個以上配り切った。別の企画ではプロデューサーとして、定年退職した元販売員や、英語が話せる人をアバター販売員に起用した。
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