依頼数は増加傾向、今後の可能性を感じる

　小澤氏は法人として組織的に運営しているが、依頼数は増加しているため、今後新たな副業としての可能性も感じられる。

「開始当初は30万円程度だった単価も50万円ほどがスタンダードに。コロナが収束しても、オンラインのニーズはなくならないと思います。私は司会のプロではありませんが、IT系のオペレーションには特化していて、この仕事に必要なスキルもそこだと感じますね。参加者からの質問にチャットで応対しながら話すので、カスタマーサポート系の業務の方は意外と親和性が高いのかもしれません」

　企画単位で依頼を受け、準備期間は3か月ほど。会社員もチャレンジしやすいのでは。

＜取材・文／週刊SPA！編集部＞

【小澤美佳】
オンラインファシリテーター。オンラインアウトソーシングを主な事業とするニットの広報担当で、「オンラインファシリテーター」の名づけ親。司会進行の際はテンション1.8倍を心がけている