超亭主関白な父親にうんざり…20代息子の本音「反論したら殴りかかってきた」
実家に戻るのが嫌でそのまま現地で就職
「親元を離れたことでウチの家がいかに前時代的か改めてよくわかったし、あんな父親のもとで一生暮らすなんてまっぴらごめんだと思いました。母親は『自分の好きなようにしなさい』と認めてくれましたが、あの父親のことですからこっちで勝手に就職先を決めたのがバレたら仕送りを止められる可能性もありました。それで入学後はずっとバイトを続け、いざという時の生活費に回せるように毎月給料の半分以上を貯金していました」
実際、吉住さんが今の会社の内定をもらい、卒業後もそのまま関西に残ることを知った父親は激怒。仕送りこそ止められませんでしたがこちらから歩み寄る気にはなれず、就職後はそのまま疎遠に。実家に帰省することもほとんどありませんでした。
しかし、昨年秋にその前の年に亡くなった祖母の法事もあり、実家に数日間滞在。このとき久々に会話をした父親からとんでもないことを言われたといいます。
酔った父親が殴りかかってきた
「葬儀のときは弔問客の対応などでお互い話をする時間もなく、いい機会だと思っていました。ところが、父親の口から飛び出したのは『仕事は紹介してやるから今の会社を辞めて、こっちに戻ってこい。拒否することは許さない』ですからね。さすがに呆れてしまいました」
応じる気は微塵もなかったので即答で拒否。すると、多少酔っていたせいか父親はなんと殴りかかってきたのです。それも2発3発と続いたので父親の手首を掴むと、そのまま力を込めて握り、「自分の思い通りにならないからってすぐ手を出す。昔と何も変わらないんだね」と吐き捨てるように言ってしまいます。
「それで母に『お前の育て方が!』とキレていましたが私と弟がかばったため、今度は自分の部屋に閉じこもってしまった。このときはまだ弟が実家住まいでしたがいずれ家を出る予定だったため、残される母のことが心配でした。ただ、後で離婚を考えていることを母から打ち明けられました」