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女性活躍=「子持ち既婚女性」優遇?働きやすい社会に必要な3つのシフト

ビジネス

“一億総ワケアリ社会”の到来か

 女性活躍の不公平感を緩和させる具体的な方法として、沢渡氏は「立教大学教授で人材開発分野の権威である中原淳さんは以前私と対談した際、『これからの時代は全員ワケアリです』と話しており、とても良い例えだと思いました」と口を開く。

「育児中の人でなくても、親の介護があるから16時には家に帰りたいという人もいます。なかには、今は資格の勉強をしたいから時短勤務したいという意欲的な人もいれば、趣味の時間を大切にしたいから残業は不可能ですといったワークライフバランスを重視したい人もおり、育児や介護のような明確な課題を持っていなくても柔軟な働き方を望んでいる人は多いです。

 60歳で引退できなくなりつつある時代、身体の不調を抱えながら仕事をする人もますます増えるでしょう。これまでは、長時間労働や全国転勤や休日出勤が可能な健康な正社員・男性を前提とした働き方が一般的でした。しかし、多様化が進み、さらには“人生100年時代”を迎え、従来の働き方を維持することには限界があります

週5日8時間勤務を疑うべきなのか

残業

「満足に働いてきた人でも、リカレント教育(学び直し)を受けたり副業を始めたり、柔軟な働き方に興味を持つかもしれません。誰もが『時短勤務したい』『今週はリモートワークで仕事したい』『病気や怪我を抱えながら』といったワケアリになる“一億総ワケアリ社会”に突入します。そろそろ、本格的に働く価値観をアップデートしなければいけません」

「みんなワケアリ」という考えを前提とするなら、女性だけではなく、全ビジネスパーソンが充実した働き方ができるようにリデザインされるべきなのか。

大前提として『週5日8時間勤務が当たり前』という価値観を改めなければいけません。時間制限をなくせば、時短勤務する同僚に目くじらを立てることはなくなります」

どこでも成果を出す技術 ~テレワーク&オフィスワークでなめらかに仕事をするための8つのスキル

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10年以上、大企業でもフリーランスでもテレワークを実践してきた著者が、持てるノウハウを集大成。オンラインでもオフラインでも生産性を上げるのに必須のスキルと身につけ方を教えます

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