出張先の食事に異様にこだわる29歳商社マン「お供に炊飯器が欠かせません」
小型炊飯器を持参し、ホテルの部屋で食事
「いつも出張のときは、これと無洗米、みそ汁の素にふりかけ、フリーズドライのおかずをスーツケースに入れていたそうです。自分たちは日本食レストランもほとんどない国に行くことが多く、それを考えるとこれもアリだなって。
私は好き嫌いなく何でも食べられますけど、それでも1番落ち着くのは日本食。だから、帰国した直後にネット通販で注文し、さっそく次の出張から使ってみました」
ちなみにご飯のお供として彼が日本から持ってきたのは、普段からよく食べているという納豆ふりかけや味付け海苔。ただし、上司と違っておかずはなるべく現地で調達するようにしていたそうです。
地元グルメを味変させて日本米で食べる
「出張先はアラブ圏が中心だったため、ケバブはよく食べていましたね。パンに挟むだけじゃなく細かく削ぎ落した肉のみでも売っているので、それとサラダをテイクアウトするんです。スーツケースには小さなボトルに詰めたしょうゆやポン酢など日本の調味料を入れていたので、それで味変させると和風テイストになってご飯がすすむんです(笑)」
また、ペースト状にしたひよこ豆にオリーブオイルやニンニク、レモン汁などを加えた伝統的アラブ料理の「フムス」も北口さんが好きなご飯のお供だったとか。
「向こうではホテルの朝食ビュッフェに必ず置いてある一品で、パンに付けたりして食べていたんですけど、しょうゆを垂らしたらご飯に合うんじゃないかなと思って試してみたらビンゴ。上司にも味見してもらったところ、すごく気に入ってくれて2人の間で定番メニューとなっていました」