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モトーラ世理奈「ゆとり世代なので引いちゃうかも」80年代の過酷な撮影現場に衝撃

暮らし

理不尽でも自分から辞めるのは嫌

モトーラ世理奈

――撮影カメラ助手としては、やっていける自信がありますか?

モトーラ:自信と言われるとあるわけじゃありませんが、でも、自分から辞めるのは悔しいです。負けず嫌いというわけでもないんですけど、でも怒られて自分から辞めるとかは、なんか嫌です。

――ほかに興味がわいた部署はありましたか?

モトーラ:写真を撮ることが好きで、ファインダーを覗いたときにワクワクするので、やっぱり映画の現場でも撮影がいいです。ロマンがあって憧れます。自分にしか見えていない世界がある気がして。そういうのができるのはかっこいいなぁと思います。

――当時、女性のカメラマンは少なかったでしょうね。

モトーラ:男性が強い時代で、先輩からも「女のお前にはできない」とか言われたりして、そんな中でも頑張っている、よしえのような女性がいたからこそ、今頑張っている女性が実際にたくさんいらっしゃるのだと思います。

フィルムカメラに触れて感動

雨に叫べば

――実際、80年代に頑張っていた女性スタッフの方にお話は聞きましたか?

モトーラ:そうしたかったんですけど、私の近くにはいなくて。ただ今回、フィルム撮影の現場という設定だったので、フィルムカメラの使い方とか、フィルムの替え方とかは、実際、当時お仕事されていたカメラマンさんに教えてもらいました。

――実際に触ってみた感想は?

モトーラ:私のようなカメラ好きからしたら、触れるだけで嬉しかったですし、やっぱり重厚感も違っていました。「価値のあるものですよね」とお伝えしたのですが、その方は「こんなの倉庫にあったやつだよ。今のデジタルのカメラのほうが全然かっこいいよ」と仰ってました。

――そういうものなんですかね。

モトーラ:自分にとってどちらが身近なのかの違いだと思うんですけど、やっぱり私としては、古いもののほうがかっこいいし、フィルムで撮影するので、1分1秒も無駄にできないといった時間のかけ方も貴重だと思いました。

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