モトーラ世理奈「ゆとり世代なので引いちゃうかも」80年代の過酷な撮影現場に衝撃
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主人公の新人映画監督・花子(松本まりか)と同様、女性差別やパワハラを受けながらも進む女性カメラ撮影助手のよしえを演じた、ファッションモデルで女優のモトーラ世理奈さん(23)に取材。“ゆとり世代”のモトーラさんに、80年代の雰囲気を体験した感想を聞きました。
デニムなどの衣装は80年代の本物
――映画の撮影現場にはなじみがあると思いますが、80年代となると、大道具や小道具、セッティングに始まり、撮影方法や衣装など、すべてが新鮮だったのでは?
モトーラ世理奈(以下、モトーラ):そうですね。私が演じたのは撮影助手役なので、服装は動きやすいもので、ほかの方に比べると地味なほうではありましたが、履いていたデニムや靴なんかも当時のものでした。
――当時の洋服を?
モトーラ:はい。スタイリストさんから「これは、実際に当時使われていた古着で、きれいに保管されていたものなんですよ」と聞きました。もともと80年代のファッションは好きですし、写真では見てましたが、本物を着られて嬉しかったです。
本当にこんな人たちがいたのかな
――劇中劇の女優さんたちのメイクや衣装はかなり派手です。肩パットとか。
モトーラ:80年代風のファッションは、私もモデルの仕事で着ています。そうした撮影ではもっとすごい肩パットが入ってたりしますし、そういうテイストは好きです。でも、本当にこんな人たちがいたのかな? とは思います(笑)。
――物語では、現場のスタッフ間で怒号が飛び交っています。モトーラさん自身は、ああした現場に飛び込めますか?
モトーラ:うーん、そうですね……。私とかは、特にゆとり世代なので……。たぶん怒鳴り声とか、そういうのがあると、引いちゃう感じかもしれないです。