洗濯洗剤が100g=88円。ローソンの「日用品の量り売り」担当者に意図を聞く
プラスチックごみの削減を目標に
2020年8月より、東京都内のナチュラルローソンで開始し、現在は9店舗で実施しているという量り売り。そのうちの5店舗においては、日用品のみならず、ナッツやドライフルーツなどの食品も販売している。
「ナチュラルローソンと親和性のある、ローソンのヘルスケア店舗においても、量り売りの受容性が開拓できるのではないか、と考え、ローソン店舗での販売を決めました」と鷲頭氏は語る。
ローソン公式サイトにも<2030年には、2017年度対比で容器包装プラスチックの量を30%削減することを目標としていおり、これまでにも、アイスコーヒーや店内厨房商品の一部などでの紙カップへの変更や、コンビニのプライベートブランドでは初となる紙パック入りのミネラルウォーターの販売など、積極的に環境問題に取り組んできた>
との記載があるとおり、さらにプラスチック削減を推し進めるために、量り売りを実施したとのことだ。
液だれしないようボトルにも工夫
量り売りをするにあたり、さまざまな工夫も凝らしたと述べる。
「秤の操作性については、どなたでも簡単にご利用いただけるように、何度も試行錯誤を行いました。また、洗剤などを容器に移し替える際、液だれしないよう、ボトルにも工夫をしました。
また、ヘアケア商品など肌に直接触れる商品については、薬機法をクリアする必要があるため、保健所やメーカー様とも確認しながら、仕組みづくりを行いました。品質については、通常商品と遜色ない仕上がりになっています」