「自衛隊式トレーニング」で効率よく体力アップ。オリンピアンもやったプログラム3つ
仕事の合間を縫ってできるプログラム
艦艇や潜水艦などの狭く、さまざまな制限がある場所でもできるので多く利用されている。つまり一般の人でも短い時間で、仕事や家事の合間を縫ってできるようにプログラムされているのだ。
「ただし、継続することが重要です。最初は少しつらいかもしれませんが、少しずつでも続けること。運動習慣をつけないと、体が衰えていく悪いスパイラルにはまってしまいます」
そのためには、市民マラソンなど大会に出るなどの目標をつくるのも有効だ。また、1人で行うのではなく、仲間をつくって互いに姿勢をチェックし合いながら、トレーニングをするのもいいとか。
準備運動は「けがのリスクを軽減させる」
けがの予防と運動効率上昇準備運動というと、これから行う運動の肩慣らし程度に考えていることが多い。しかし、準備運動は、筋肉やそのほかの組織を温めて動きやすくすることで、けがのリスクを軽減させるのが目的なのだ。これなしでは、体に負担がかかってしまう。
また、軽度の準備運動をすることで、脳にこれから運動を開始するという合図を送ることにもなり、運動効果のアップが期待できるのだ。ただし、準備運動も運動のうちなので、過度は禁物。体がほんのりと温まるくらいの強度で行う。
全ての運動に準備運動が必要かというとそうでもない。日常生活でしている動きの延長ともいえるウォーキングや軽いジョギングは準備運動なしで始めて、徐々に強度を強くしていけばいいのだ。今回紹介したストレッチは準備運動の側面もあるが、エクササイズとしての筋力アップの効果も期待できる。