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映画館の暗闇で彼女の手が…。男性2人がアプリで体験した「複雑な出会い」

コラム

アプリで心の隙間を埋める女性

「いま付き合っている彼女はマッチングアプリで知り合いました。もう3年付き合ってますよ。最近は7割ぐらいはアプリで出会います。いろいろ偽れるし、年齢も28歳って書いてるし、年収も嘘言えます。プロフの顔写真だけが俺の真実です。

 彼女は26歳で家が金持ちで、一応フルタイムで働いてます。俺の部屋に来るときはいつもデパ地下の惣菜や弁当、ケーキなども買ってきてくれますよ。彼女は顔がかわいくないので、たぶん自信ないんだと思います。俺の世話をすることで、彼女は人に必要とされる存在になりたいのだと……」

 どうも祝福できない気持ちになりましたが、それでいて圭介くんは嘘をつき通せないところもあり、「別れていいよ、俺なんかといたら婚期を逃す」と、今は彼女と別れようとしているようです。アプリで心の隙間を埋めているのは、女性たちではなく、彼のほうではないでしょうか……。

アプリをきっかけに新しい世界を知ることに

コロナ恋愛

 続いては「マッチングアプリがきっかけで異世界の経験をした」と話す、会社員の浅倉春樹くん(仮名・29歳)のエピソードです。東京が地元の春樹くんは学生時代から数人の女性と交際経験があり、とくに青春を拗らせたこともなく、普通に就職し、20代を無難に過ごしてきました。仕事はITのエンジニアです。

 マッチングアプリの話題は社内や友人の間でもよく聞くようになり、25歳のころ有名どころのアプリを試してみたとのことです。

「はじめはやりかたがよくわからなくて写真だけ見て、いいね! を連発していました。数日後に清楚な顔写真を載せた36歳の女性から突然メッセージが来ました。『いいね! ありがとうございます。人は会ってみて直接感じて伝わるものが真実です。お互い東京ですし、お茶しませんか?』という内容でした」

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