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3万円以下でも侮れないスマホ!「Android One」はシンプルで使いやすい

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 通常のAndroid スマートフォンとは一線を画する特徴をもった「Android One」スマートフォンを知っていますか?

 現在、日本ではソフトバンクとワイモバイルから合計10機種が発売されています。

 まだまだ認知度は高いといえませんが、iPhoneにはない魅力に溢れた、これから注目の端末「Android One」について、使用上のメリット・デメリットとあわせてご紹介します。

そもそも「Android One」って何?

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「Android One X4」(シャープ製の最新モデル)のホーム画面(提供:筆者)

 通常のAndroid スマートフォンは、Googleが提供する標準ソフトウェアに対して、各メーカーが独自の機能やUIを盛り込み、画面のデザインやプリインアプリの選定も行い、多様なカスタマイズが施された状態で世に送り出されます。

 一方、Android Oneは、そのようなメーカーによるカスタマイズを最小限に留め、Androidの標準ソフトウェアが搭載されていることが最大の特徴です。

はじまりは新興国向けの低価格スマートフォン

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「507SH, Android One」ワイモバイル スモーキーブルー

 そもそもAndroid Oneは、2014年9月、新興国で最新のAndroid OSを搭載した低価格帯のスマートフォンを提供することを目的に、Googleが始めたプロジェクトでした。

 日本では、2016年夏にワイモバイルから国内初のAndroid Oneスマートフォン「507SH」(シャープ製端末)が発売。その後、ローエンド~ミドルレンジモデルの「Sシリーズ」とハイエンドモデルの「Xシリーズ」という2つのラインに分岐、続々と新しいモデルが発売されています。

 では、そんなAndroid Oneスマートフォンの具体的な特徴や機能をメリット・デメリットに分けてご紹介していきます。

メリット①:OSアップデートとセキュリティアップデートを長期間保証

 Android Oneは、動作を保証できない懸念などからアップデートの足かせとなりがちなメーカーオリジナル機能の搭載を極力抑えることで、最新OSへのバージョンアップを発売から24か月間保証しています。

 セキュリティを高めるためのアップデートも発売から3年間、定期的に行わるので、ひとつの機種を安全に長期間にわたって使うことができます。

メリット②:シンプルでわかりやすい操作性

 純粋なAndroid OSに近いソフトウェアが採用されていることから、シンプルでわかりやすい使い勝手である点もメリットのひとつです。

 プリインアプリもGoogleの標準アプリを中心とした、最低限の顔ぶれ。余計なアプリが少ない分メモリの圧迫も抑えられるため、クリーンな状態で使い始められます。

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「Android One X4」のアプリ一覧。GmailやGoogleマップ、フォトといったGoogle 標準アプリが中心(提供:筆者)

メリット③:リーズナブルな価格設定

 搭載機能を厳選し、スペックを控えにしているため、端末の価格帯が手ごろなのも嬉しいところです。

 廉価版の「Sシリーズ」は3万円前後で購入が可能。上位機種の「Xシリーズ」は6万円前後と少し割高ですが、その分性能は上がります。

 全体的に、ほかのハイスペックスマートフォンと比べると安い価格設定となっているため、機種代を節約したい人にはおすすめです。

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