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営業の外回りで熱中症に、労災は下りる?過去の適用例では…

ビジネス

 クールビズなど、社会的な暑さ対策が進んだとはいえ、それを上回っている今年の異常な熱波の襲来。

車 渋滞

※画像はイメージです(以下同じ)

 特に自動車などで外回りしているサラリーマンは、夏場の直射日光を浴び、さながらサウナのような熱気で満たされた「車内の熱中症」に注意が必要です

『熱中症対策マニュアル』監修者である順天堂大学の稲葉裕客員教授に聞きました。

たとえ日陰でも長時間駐車は要注意!

「自動車の車内は 窓ガラスがレンズの役目を果たして、直射日光の熱を吸収しやすいうえ、座席のソファが熱を溜め込みます。

 日向に長時間駐車した自動車(留める場所が日陰であっても時間がたつと直射日光をあびていることはよくあります)に乗り込む際は、左右のドアを開けて車内に滞留した熱を外に逃してください。

 また、走行中は冷房でしっかり車内を冷やして、運転中に体の異変を感じた場合は速やかに車を安全な場所に停車させ、水分を補給するなどするといいでしょう。同乗者が子供や高齢者の場合は特に気を使う必要があります」

 夏の直射日光が当たる場所で30分停車した車中の温度は約45度、1時間では約55度になるという実験結果や、ダッシュボードで目玉焼きが作れたという話もあるほどです。

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