県外移動を半年ガマン…彼氏と会うために退職した看護師の決断にびっくり
20代のうちに籍を入れたいと彼女
「個人的にはもう少し落ち着いてからと思ったのですが、彼女から『20代のうちに籍を入れたい』って。とても先延ばしできるような雰囲気ではなかったため、大人しく従いました(笑)」
それでも結婚することには不満もなく、晴れて一緒になれたのは「素直に嬉しかった」と振り返ります。
「一方できちんと式を挙げることができなかったため、申し訳ない気持ちはあります。それで以前のように再び自由に海外旅行ができるようになったら、現地の教会で式を挙げようって2人で話をしています」
夫婦の主導権は彼女に
ちなみに現在、彼女は新しい病院で看護師として再び勤務。以前の総合病院と違って県外移動自粛のルールもなく、最近は休日に夫婦で旅行を楽しんだりしているそうです。
「最初はコロナ禍で結婚はあと数年先になるかなと覚悟していましたが、結果的には式こそ挙げていませんが予定通り入籍することができた。これも彼女の行動力があったからこそ。おかげで主導権を完全に握られ、すでに頭が上がらなくなっていますけどね」
そう苦笑いしつつも幸せそうな表情を浮かべる富岡さん。コロナという障害が2人の絆をさらに深めることになったようです。
<取材・文/トシタカマサ イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust>
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