県外移動を半年ガマン…彼氏と会うために退職した看護師の決断にびっくり
今までの反動なのか、秋に入って大勢の観光客で賑わいを見せる各地の観光地。しかし、なかにはいまだに県外移動の自粛が求められている職場もあるようです。
例えば、医療機関もそのひとつ。特に患者や医療従事者が多い総合病院では「今も旅行などの遠出ができない」といった話を聞きます。
コロナ禍で半年会えず、仕事を辞める
「以前、彼女が勤めていた病院もスタッフの県外移動は原則禁止。やむを得ない場合は認められていましたが許可が必要だったこともあり、隣の県に住んでいた僕とはずっと会えなかったんです」
そう話すのは、会社員の富村直太さん(仮名・29歳)。1歳上の彼女の家とは車で1時間ほどの距離で、コロナ前は互いに毎週のように行き来していたとか。
しかし、彼女は病院から「同居する家族以外との接触は極力避けてほしい」との通達があったそうで、自分から会いに行くこともできなかったといいます。
先に彼女のほうが限界に
「スマホやタブレットの画面越しには毎日のように会って話をしていたとはいえ、直接触れ合うこともできず、やっぱりさびしかったですね。けど、世の中が大変状況だったし、彼女は看護師なので仕事に対する責任もあります。それでもこんなに長引くとは思っていなかったので最初は我慢していました」
しかし、富村さんより先に彼女のほうが限界が来てしまいます。会えない期間が半年近く続いたことに加え、病院もコロナ対策でピリピリした空気で今まで以上の緊張感の中での作業を強いられていたそうです。
そのため、彼女のストレスは溜まる一方。そして、ついには「病院を辞める」と言い出してしまいます。