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窪塚洋介が語る「腸活は嘘つかない」、激動の半生で出した“自分なりの指針”

暮らし

 40代に入った現在、ふたたび活動の勢いを増している窪塚洋介さん(42)。豊田利晃監督と組んだ時代劇『全員切腹』が全国順次公開中。11月13日には京都みなみ会館にて、豊田監督登壇のイベント上映も行われます。

窪塚洋介

窪塚洋介さん (C)豊田利晃

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 豊田監督を「同志であり導師」だと語る窪塚さん。マーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』でハリウッドに挑戦したあと、日本映画に戻るきっかけとなった豊田監督との舞台。また、激動の20代を過ごして見えてきたもの。「その山を越えないともう道がなかった」と語る窪塚さんに、20代へのアドバイスを聞きました。

「なるようになれ」と思うときに、考える瞬間をくれる

――以前、もう一度日本映画に向き合えるか不安だったときに、豊田監督の舞台(『怪獣の教え』)に出演できたことで、また日本映画に向かえたとお話していました。

窪塚洋介(以下、窪塚):言ってましたね。覚えてます。

――これまで多くの方に影響を受けてきたと思いますが、なかでも豊田監督は窪塚さんにとってどんな存在ですか?

窪塚:「ドウシ」ですね。それは同じ志とも書けるし、導く師とも書ける。映画でも舞台でも、どこかで豊田さんのメッセージや社会への思い、怒りや悲しみを作品のなかで代弁させてもらってきましたが、僕の中にある感情も引き出してもらっています。全く僕が思っていないことを言ってきたわけじゃない。

 自分には割と楽観的なところがあって、ケセラセラじゃないけど、なるようになれみたいに思うときもあるんです。でもそういうときに「それじゃダメだ。良いものは良い、悪いものは悪いんだ」ともう一度考えさせてくれる瞬間をくれます。だから同志であり、導師であると思います。

一緒に夢を作っていこうと思える

全員切腹

『全員切腹』(C)豊田組

――『全員切腹』は『狼煙が呼ぶ』『破壊の日』とあわせて、豊田監督による3部作でもあります。主演の窪塚さんはもちろん、これまでに浅野忠信さん、松田龍平さん、高良健吾さん、渋川清彦さんと錚々たるかっこいい大人たちが集まっているプロジェクトです。

窪塚:豊田さんは、信念があって。時代のピンチといえる状態を、映画というものでチャンスに変えていく、あるいは突破口を作るような人。つまり、自分の気持ちを素直に表現することによって、明るい未来を作り出そうとする強さがある。

 普段はすごく柔和な優しい方ですが、ものすごく熱いマグマのようなものがあって、映画という核と、その先にあるハッピーな未来を作ってくれます。それに僕らは共感するんですよね。一緒に夢を見たくなる。

――自分も一緒にハッピーな未来を作っていけるんじゃないかと思える?

窪塚:作っていこうと思える、ですね。

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