創業120年の老舗が初挑戦「地球に優しいスイーツ」。醸造粕がオシャレに変身
「食品という形で人々に届けたい」
オリゼージョイのコンセプトが定まった際も、酒粕が持つ効果は知っているからこそ「食品という形で人々に届けたい」という思いがあった。
「醸造粕という、これまでは『食べ物』という見られ方をしていなかったものが、おいしいスイーツとして価値あるものに活用できるのはすばらしいこと。さらに、これからもっと幅広い用途で使え、皆さんの健康にも役立つのなら最高です」(竹山氏)
走り出したばかりのオリゼージョイプロジェクト。11月15日には第2弾として北海道産の黒大豆・大豆・小豆、九州産の大麦を使った「お豆グラノーラ」の発売を予定している。メンバーが試作の段階で「おいしい」と口をそろえたほどの自信作だ。
120年以上大切にし続けてきた「食品を無駄にしない」というポリシーと、これからの世代に向けた緻密な計算が合わさった新感覚スイーツ。仕事の合間にひとつ、良いかもしれない。
<取材・文/つちだ四郎>