増収率が高い!これから伸びる新興企業4社。弁護士ドットコム、ホットリンクetc
SNSマーケティングを支援する「ホットリンク」
Twitter、Instagramの利用者は伸び続け、ついにSNSマーケティング事業だけでも上場できる時代となりました。「ホットリンク」は各種SNSを活用する企業向けにマーケティング支援を行う企業です。
大企業は膨大なSNS利用者を対象に広告を投じて認知度や売上向上に努めたいところですが、素人の社員がSNSを駆使しても効果は薄く広告費の無駄遣いとなってしまいます。
SNSマーケティングではABテスト(手法を変えて閲覧者の反応を読むテスト)を実施しながら膨大なデータを集め、それをもとに最適な広告を打ち出す必要があります。
ホットリンクは企業向けにどのSNSを使うべきか、使い始めた後はどう運営すべきかを助言し企業のSNS戦略を支援しています。沖縄のオリオンビールは同社のサービスを活用し、EC売上高が50倍も伸びたようです。
ライバル不在、中国市場展開でしばらく安泰か
そしてホットリンクはSNS利用者が世界最多の中国市場でもサービスを提供しています。資生堂やソニーなど日本の現地企業のSNSマーケティング支援を行うほか、日中間の越境ECやインバウンド向け広告もサービスの対象としています。
有名企業のTwitterアカウントをよく見かけるようになりました。SNSを本格的に活用する企業が増えていることがわかります。こうした背景からホットリンクの業績は好調で、2017/12期から2020/12期の売上高は25.8億円→32.4億円→36.9億円→43.8億円と増収が続いています。
そして今期は53.7億円を見込んでいます。SNS支援を主事業とする企業は少なく、同社の成長はしばらく続くことでしょう。
ただし海外に進出しているとはいえメインは日本企業です。地場企業による中国市場を対象としたSNS支援を開拓できれば業績はより伸びていくことでしょう。