LINEの頻度でギクシャクした20代カップル。すれ違う2人の選択は
返信してないのに「追いかけLINE」に困惑
そこでトモノリさんはスマホを手にする時間を決めて、返信することを思いつきました。しかし、ワカナさんはまだトモノリさんから返信が返ってくる前に連投するようになってしまいました。
「そうなると罪悪感みたいなものを感じてしまって……でも、このままじゃ俺もワカナもダメになると思って。それにLINEをすることに負担に感じる部分もありました」
ある時、思い切ってトモノリさんは彼女のワカナさんにそのことを伝えます。
「ケンカになることも覚悟していましたし、もしかしたらこれで関係が終わってしまうとさえ思っていました。でも、ワカナは違いました」
LINEの頻度が負担になっていると伝えられたワカナさんは、なんと素直に謝ってくれたのです。「前の彼氏と別れる直前も、少しずつLINEの頻度が減っていって、返してくれなくなったので不安に思っていた」、「トモノリと繋がっていたくてたくさんLINEを送ってしまう」ということを彼女は打ち明けました。そのうえで負担になってしまってごめんなさい、と謝罪をしてくれたそうです。
思い切って伝えるとワカナさんは…
「ワカナにそんな過去があっただなんて、知りませんでした。それにワカナはもともと明るいやんちゃな性格の女の子なので、連投LINEがなくなって、時間を決めてLINEのやり取りをするようになってから、LINEが前よりもさらに楽しくなりました」
その後はLINEをする頻度や時間帯などについても、考慮してくれるようになったそうです。それからも2人は仲を深め、なんと昨年末から同棲を開始しました。
「今はLINEのやり取りじゃなくて、家に帰ってすぐに会話を楽しんでいます。会話が盛り上がりすぎちゃって、ついつい夜ふかししすぎちゃうんです」
LINEは便利なコミュニケーションツールですが、それでもあくまでもツールです。人それぞれに合った使い方があり、使い方が合わないとせっかくの便利なツールも負担になってしまいます。あくまでもツールであるという割り切って振り回されないようにしましょう。
<TEXT/カマクラ>