安倍昭恵夫人のスピリチュアルな言動に見る、右派も左派もスピと繋がるわけ
古神道とは国学者により「復興」されたもの
たとえば大野百合子著『レムリア&古神道の魔法で面白いほど願いはかなう!』(徳間書店)では、次のように書かれています。
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古神道というのは、実際には江戸時代になってから平田篤胤や本居宣長が、本来の日本の「道」という考え方はこうなのだろうと復興したものですが、アカシックレコードから見ても、和に伝わる叡智はその教えの核にあるとともに、有効な儀式や行も古神道にたくさん伝えられています。
(中略)私たちは皆、神そのものの存在である分け御魂であることに、再び焦点を絞り始めたのが古神道であり、大本教などの古神道系の新興宗教です。今一度、「私たちは、本当は何者なのか」を探求し伝え始めました。しかし、当時はその思想が危険ととらえられ、大本教の出口王仁三郎は投獄されました。
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スピリチュアルに触れていないと読み解くのがやや難しい文章ですが、ここで言われているのは、古神道とは平田篤胤や本居宣長といった国学者たちが「復興」したものだということです。国学とは古代から伝わる日本固有の文化や精神を明らかにしようとする学問であり、古事記や日本書紀といった日本の古典が研究されました。
「直感的に何かを受け取った」人たちの言葉
特に平田は純粋な神道の姿を追い求めており、この姿勢が神道系新宗教の大本(「大本教」と言われることが多いですが正式には「大本」です)にも受け継がれることとなります。この後はこうした流れについて見ていきます。
ちなみに引用文中に突然アカシックレコードが出てくるのは、「ここで言っていることはアカシックレコードを読んだ結果からも正しい」というスピリチュアルな根拠づけのためです。
スピリチュアルな話を読んでいると「アカシックレコードをリーディングするとこうです」という言い回しが出てくることがありますが、「アカシックレコード」という古文書のようなものが実在するわけではありません
「宇宙人からのメッセージ」と同じく「直感的に受け取った何か」というイメージです。