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一風堂監修のとんこつラーメンスープ缶「締めの一杯にも」開発の裏側を聞く

ビジネス

 会社帰りや飲みの締めと言えばラーメンを想像する人は多いのではないだろうか。しかし、度重なる緊急事態宣言により、飲食店から足が遠ざかった人も少なくないだろう。

JR一風堂

実際のとんこつラーメンスープ

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 そんな中、株式会社力の源ホールディングスが手掛けるラーメンブランド「一風堂」監修の「コクと旨味の一風堂とんこつラーメンスープ」が2021年10月12日に発売された。内容量は190g、価格150円。

 こちらは株式会社JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニーと一風堂のコラボ商品となっており、JR東日本のエキナカにあるアキュアの自販機などで購入することができる。そこで、開発の経緯などを、JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニー商品部の大河原恭子氏に聞いた。

ふかひれスープの売上から、思わぬ需要を

 きっかけは2018年に気仙沼産のふかひれを使用した「ふかひれスープ」を販売したことで、「締めのラーメン替わりに飲める」との声をもらったことだという。

「お客様のお声を受けて、そういったニーズがあるのか! と我々も気づきを得られ、また、アキュアの自販機で販売しているしじみの味噌汁の缶の売れ行きが、夜にかけて伸びていた。このような商品が、お酒を飲んだ後の締めとしてのニーズがあるならば、締めのラーメンの代替ではなく、ラーメンスープそのものを販売すれば需要があるのではないかと考えました」

 確かに、飲み終わりにラーメンスープは飲みたいけど、麺はお腹がいっぱいで食べられない……という時に自販機でラーメンスープが売られていたらついつい買ってしまいそうだ。

一風堂スープ缶を実際に飲んでみた

JR一風堂

中身を店の丼に注いでみた

 筆者も実際に飲んでみたところ、従来の一風堂のラーメンスープよりも飲みやすく、するするといけてしまった。塩味も丁度良く、確かに締めの一杯として飲みたくなる味だ。

「商品開発に当たっては、店頭で提供しているラーメンのスープをそのまま使用するのではなく、新たに塩分濃度など、細かな調整を行いました。スープだけを飲んでいただく形になるので、飲みやすさにこだわりました」

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