LINEで聞いていた話と違う…28歳ライターが「見積もりの値段」でトラブルに
納見積もりどおりに支払えないのは…
しかも、Kさんが新たに提示してきた報酬は、当初の見積もりの半分以下。流石にその金額ではできない内容や期日の仕事であり、木島さんは無理だと伝えましたが、Kさんも食い下がります。
「これ以上彼女と話していても仕方ないと思い、仕方なくGさんに一度相談しました。Gさんはとても驚いていましたが、すぐにKさんが所属する会社の社長に直接確認してくれたんです。そうしたら最初から予算は伝えており、そもそも見積もりの額は出せないことが判明しました」
Kさんは木島さんの記事が好きでどうしても書いてほしいという想いがあり、嘘をついて見積もりにOKを出してしまったとのこと。すぐに社長から電話で連絡があり、謝罪をされ、当初の見積もりの額を支払ってもらえることになりました。
これまでもトラブル発生させていた
実はKさんはこれまでにもフリーランスのライターやデザイナーと同じようなトラブルを起こしていたらしく、それも今回のことで発覚。これまでは依頼される側が泣き寝入りをしていたようで、この悪質な行為に会社も気づいていなかったのでした。
「今回僕が訴えなければ、彼女はまた同じことを繰り返していたでしょうね。ゴリ押しすればなんとかなると思っていたのかもしれません。その後、社長とは直接やり取りをするようになり、Kさんが解雇されたことを知らされました」
Kさんはその知らせをもらった頃にはすでにLINEの登録を解除していたのか、送信できない状態になっていました。そしてその後、社長は木島さんの記事をとても気に入り、「継続して書いてほしい」と依頼。今も木島さんはそのメディアで定期的にライティングをしているとのことでした。
どんな仕事でも、友人関係でも、家族でも、信頼を失うような嘘をついて得になることはひとつもありません。誠実な仕事や対応をしている人が悲しい思いをしないためにも、きちんと相手に配慮した仕事ができているのか今一度考えたいものです。
<TEXT/つる>