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ファミマ40周年でも復活せず…「消えたコンビニチェーン」の人気商品を発見!

ビジネス

ばくだんおにぎり、ベーカリー、ソフトクリーム…

 前置きが長くなったが、実際に「MG」の店舗へと向かってみた。店舗の正面には「MG」に加えて「Yショップ」の看板が――。実は、もともとMGの多くの店舗は中堅コンビニ「ポプラ」と提携するかたちで運営されていた。しかしポプラはローソンとの業務資本提携によって事業を縮小したため山崎製パンとの提携に切り替えられたとみられ、今年から全てのMGが「ヤマザキYショップMG」というダブルネーム店舗に生まれ変わっている

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「MG」の看板。今年からYショップと提携し「ヤマザキYショップMG」というダブルネームに

 店内に入るとまず目に入るのが、あの存在感を放つ「ベーカリー」。懐かしいパンの匂いもかつてのエブリワンそのままだ。

 さらに、レジ向かいにある出来立て弁当コーナーには「ばくだんおにぎり」「ポークサンド(スパムおにぎり)」などココストアやエブリワンとほとんど同じメニューが並ぶほか、同じく名物だった「ソフトクリーム」の看板も見え、懐かしさに心が躍る。

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ココストアの名物だった「ばくだんおにぎり」が…!現在も人気メニューだそう

 店内のレイアウトはかつてと大きく変わらず、もちろん一般のコンビニと同様に大手メーカーのカップラーメンや菓子、酒類なども販売されている。また、MGオリジナルメニューのほかにも山崎製パングループが製造した弁当やパンも販売されており、一般的なYショップと同様に「パンまつり」の季節になると山崎製パングループの商品には例の「点数シール」が貼られるそうだ。

24時間営業は中止…でも「便利でおトク」

 店内を見渡してみると、山崎製パンの商品の以外にもココストア・エブリワン時代と変わった点がいくつかある。まず1つめはベーカリー「麻布十番モンタボー」のパンと「おめで鯛焼き本舗」の鯛焼きの販売が開始されたことだ。

「麻布十番モンタボー」は2017年よりミツウロコグループ傘下となったベーカリー。現在、MGのベーカリーでは「サーターアンダーギー」などかつての「ココストア」「エブリワン」の人気メニューと同じものに加えて、麻布十番モンタボーのオリジナル商品も販売されるようになっている。エブリワン時代から販売されているベーカリーメニューについても、実際に食べてみるとモンタボーの生地を使っているためか少しだけ味が違うものもあるように感じられた

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「エブリワン」のほとんどの店舗と「ココストア」の一部店舗で大人気だったベーカリーも健在。現在は「モンタボー」のパンも販売されており、以前は無かったメニューも

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