大手ピザ3社のフライドチキンをプロが実食。“口直し”のレベルを超えている!
2)ピザハット:うま辛の余韻が後を引く骨付きチキン
1958年、アメリカ・カンザス州で生まれた「ピザハット」は「直火焼テリマヨチキン」「特うまプルコギ」など40種類以上のピザを楽しめます。
こちらはチキンやポテト、サラダなどのサイドメニューも豊富。チキンはポテトなど他のメニューと組み合わせたものを含めると7種類というラインナップです。
メニューを見ながら「和風タツタチキン」にしようかと思った瞬間、目に飛び込んできた「骨付きチキン うま辛」の文字。“うま辛”という言葉にひかれてしまい、急遽こちらに変更しました。事前リサーチでも、ピザハットのチキンの中では一番人気のようです。
オーダーしたのは8ピース入りのLサイズ(1026円)。正方形のパッケージは小さめですが、ピザが入ったものをイメージできます。フタを開けるとかすかにスパイシーな香りが漂ってきました。骨がチラチラ見えている部分もあり“フライドチキン感”ありありで嬉しくなります。さっそく実食です。
ついついお酒が欲しくなる!
衣はしっとりしたソフトタッチの食感です。でしゃばり過ぎない存在感に感心しながら歯を沈めていくと、骨離れのいい肉がポロリと舌の上に転がってきました。うん、柔らかくて美味しい。
ひと噛み、ふた噛みしたところでピリッと刺激的な辛さに襲われました。これがけっこうな辛さです。しかし、肉のうま味との相乗効果なのか、不快な感じは一切なく、むしろ美味しさが倍増してしまっているイメージ。なるほど、これはたしかに“うま辛”です。
1本目を食べ終えた時点で、私の額には汗がにじんでいました。肉厚で食べごたえも抜群なので、満足感はかなり高いと言えるでしょう。
ピザと合わせるならば、私の場合は「アスパラベーコーン」か「具だくさん緑黄色ベジピザ」でしょうか。それよりもこのチキン、お酒が欲しくなる! ビールでもハイボールでもいい、このうま辛の余韻をさっぱり流し込んで次の1本にいきたい! そんなチキンでした。家飲みのお供によさそうですね。