脳梗塞を患ったリクルート元社員の31歳CEO。笑って死ねるか?を追求するワケ
28歳はキャリアの“ひと区切り”
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病気をしなければ経験できないこと、見えない景色もある。健康第一ではあるが、人生の挫折が、新たな事業や仕組みを生み出すきっかけになることもある。最後に中川さんに20代のビジネスマンへのアドバイスを聞いた。
「僕はなんとなく、28歳という年齢がキャリアの中でひとつの区切りだと思っています。僕自身も28歳のときにいろいろとそれまで関わった人たちに声をかけてもらったりして、仕事の面でステップアップできました。
28歳までにどれくらいチャレンジできるか、仕事の幅を増やせるか、どれだけ多くの人と関われるかが大事だと思っています。もちろん若いからと言って無理しすきず、体調に気を付けて頑張ってほしいですね」
<取材・文/菅谷圭祐 写真/山川修一>
【中川純希】
(株)ジザイエ 代表取締役CEO/JST ERATO稲見自在化身体プロジェクト 研究推進主任。東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。同大学学部と米ワシントン大学(Center for Sensorimotor Neural Engineering)でもサービスロボティクスを中心とした研究に従事。(株)リクルートホールディングスに入社し、新規事業開発を担うMedia Technology Labに在籍後、2020年より現職。最先端の研究シーズから新産業をつくる事業開発を推進している。『自在化身体論』を監督出版