大阪の賃貸は更新料がいらない?東京から大阪に引っ越して驚いた「物件のアレコレ」
東京から地方に行くと、これまで全国区だと思っていたことが通用せず驚かされることがよくあります。
今回は、仕事や家庭の都合で東京から大阪に引っ越した人が驚いた「東京と大阪の賃貸物件の違い」を聞いてみました。
水道代・光熱費込みの物件が多い
東京から大阪に転勤してきた早川将暉さん(仮名・28歳)。
「賃貸契約を結ぶときに驚いたのは、大阪の単身向けの物件は家賃に水道代込みになっていることが多いこと。うちのアパートだけなのかなと思って周りに聞いてみると『大阪では割とよくある物件』と言われて驚きました。ちなみに水道代だけでなく光熱費込みの物件も多いですね。東京の都心で光熱費込みとなると1DKで15万円は下らないと思いますが、大阪なら市内中心地でも8万円ほど。かなりお得ですよね」
そもそも、水道代や光熱費が“込み”になる理由は何なのでしょうか。調べてみると、古い物件には戸別にメーターがついていないことが多く、建物全体の親メーターを検針し、大家さんが一括で払っている場合に多く見られるようです。
なぜ大阪に水道代・光熱費込みの物件が多いのかは、明確にはわかっていないようです。ただ、SNSでも「大阪の一人暮らし向けの賃貸物件には家賃に水道代込みになっているところが多い」との声が散見されました。
ちなみに早川さんが住んでいる物件は、水道代が固定費で月額1500円ほど。ひと月の水道代を考えるとかなりお得だと思います。
続いて、早川さんが驚いたのは、東京に住んでいると2年ごとに来る面倒なアレが大阪にはないのだという。
大阪の賃貸は更新料がいらない?
「賃貸物件を更新するとき、東京では1か月分の家賃を更新料として払わないといけないじゃないですか。でも、大阪では更新料はかからないことがほとんどです。その代わり、大阪は東京に比べると敷金が少し割高で、敷金礼金0の物件は東京のほうが多いと思います」
関西では昔から「敷引き」といって、預けた敷金の一部は返金されないという特約がありました。しかし、最近の賃貸マンションは東京と同じように退去時に敷金と修繕費等の差額が戻ってくる場合もあるといいます。
東京と大阪の不動産の違いは他にもあります。続いては、東京と大阪の物件を比較してよかったことをあげてもらいました。