ビックリマンの次は、ミニフィギュアへ…

　そんな努力の甲斐もあり、数日でシールをコンプリートできたのだそう。しかし、それだけでは飽き足らず、次は『鬼滅の刃』のミニフィギュアを収集することにハマってしまったといいます。

「でも、普通に買うのは面白くないのでガチャガチャで集めることにしたんです。シールでもそうなのですが、何が出るのか分からないものを集めるのが楽しいんですよね。ランチ休憩に会社近くのゲームセンターに行き、400円のガチャガチャを10連続で回して出なければまた次の日に違うゲーセンへ……。

　すぐにコンプできるわけではないので、家はフィギュアだらけになりました。彼女に『被ってるのがあればフリマサイトで売りなよ！』と言われましたが、人気商品なので転売はたくさんされています。売っても数百円程度にしかならないので、それなら欲しい子にあげたほうがいいなと思い、会社の子に配っています（笑）」

　フィギュアもすぐにコンプリートし、現在は別のグッズ集めにハマっているそう……。数百円のグッズとはいえ、塵も積もればで総額で数万円にものぼってしまった山中さんのコレクション。

　本人に自覚はありませんが、彼女からすれば2人の将来の資金をドブに捨てているように見えるかも……。ストレスが溜まったときだけに入ってしまう山中さんの浪費スイッチ。彼女との生活を考えて、少しでも自制できるようになることを願います。

＜取材・文／結城　イラスト／パウロタスク（@paultaskart）＞

－［若者の「安物買いの銭失い」体験談］－