米国で人気のジャンル。アルコール2%の炭酸飲料を出したオリオンビールの狙い
DOSEEには沖縄県産ハーブを使用
低アルコール、糖類ゼロにこだわったという「DOSEE」開発エピソードも同氏は話してくれた。
「当初より『ナチュラル・健康志向』を根底に置いた商品開発を行ってまいりましたが、“お酒としての飲みごたえ”を実現することに苦労しました。
その課題をクリアするために、沖縄県産ハーブの月桃由来エキスを使用したところ低アルコールでありながらも、適度な飲みごたえとドライな後味の本格感のある商品に仕上がりました。沖縄県産ハーブを使用した当社独自のハードセルツァーを商品化することができたと考えております」
低アルコール飲料としての競合は?
「20~30代がメイン」「日々を楽しくヘルシーに過ごしたい」「お酒をスマートに楽しみたい」という消費者層をターゲットに設定している「DOSEE」が競合すると見ているアルコール飲料について聞いた。
「日本で広く飲まれているチューハイは低アルコール飲料として競合に当たると思います。現在発売されているチューハイには“低アルコールで甘すぎない”商品はあまりないので、そのような商品を希望されるお客様には受け入れていただけるのではないかと思います」
グレープフルーツ、シークヮーサー、アセロラ、パイナップルなど南国テイスト溢れるラインアップとなっている「DOSEE」の今後の商品展開について聞いてみた。
「現在は、追加フレーバーの発売はございませんが、オリオンらしいテイストはいいご意見をいただくことが多く、現在あるフレーバーを飲み比べていただきたいです。弊社としては、全国に先駆けたハードセルツァーブランドとして、消費者の趣味嗜好等についても継続的に調査しながらブランドを成長させていきたいと考えております」