小学生でもわかる「お金の知識」。投資・アセットクラス・分散投資って
アセットクラス:投資資産の分類のこと
アセットクラスとは、投資資産の分類のこと。投資の構成単位となり、それらを組み合わせることで、バランスの取れたポートフォリオをつくれる。
<主なアセットクラス>
■ 株式
・株式を購入すると、その会社の一部を所有することになる。
・株価が上がれば、儲けを手にできる。基本的には、その会社の利益が増えれば株価は上がる。
・株式によっては配当ももらえる。配当とは、一定の期間ごとに分配される現金、または株式のこと。
・全部ではないが、多くの株式が、ニューヨーク証券取引所などの株式市場で取引される。証券会社のネットワークを通じて売買される株式もある。
■ 債券
・債券を購入すると、発行した主体(企業や政府)に貸し付けをしたことになる。
・ほとんどの場合、利息が支払われて、それが利益となる。
・債券が満期を迎えたときには、最初に投資した元本がもどってくる。
・債券は基本的に取引所で取引されないが、証券会社で売買できる。
現金とオルタナティブ
■ 現金
・現金には、銀行に預けたものだけではなく、財布のなかのものも含まれる。
・利息のつく口座に預けている場合、多少の利益を得られる。
・株式や債券と違って、銀行に預けた現金は25万ドルまでは保証されるので完全だ。
■ オルタナティブ
・オルタナティブには、不動産、ヘッジファンド、未公開株式、暗号通貨、金(きん)などの商品のほか、上記の区分にあてはまらないものすべてが含まれる。
・不動産投資の場合、借り手から受け取る賃貸料が収益となる。
・暗号通貨や金(きん)などのオルタナティブ投資では、見返りに何かが支払われることはない。その代わり、投資家は所有する暗号通貨や金(きん)などの価値が上がることを期待する。
■ おもしろ豆知識
・夢見ることができれば、かならず投資の対象にできる。過去には、天気、古代中国の陶器の価値、人の生死を投資対象としたファンドがあった。
・不動産投資は絶対に儲かるからとすすめられることがあるが、長い目で見れば株式のほうが儲かる。
■ ここがポイント
・株式や債券に代表されるアセットクラスとは、投資の分類のこと。
・株式とは企業の所有権であり、普通は企業の収益の増加に伴って価値が上がる。
・債券とは企業などへの貸し付けであり、借り手は元本を返済するまで利息を払う。
・ほかの投資の多くは、オルタナティブ投資という分類に含まれる。