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マッチングアプリで返信率を下げるNG表現。プロフ添削のプロが指摘

暮らし

「自分磨き」の一環としてのマッチングアプリ

アイスクリームを食べる女性(デート・カップル)

 本来、マッチングアプリは「恋人を作る」目的のものと認知されています。しかし、おとうふさんは「恋活を通して自身の内面が充実させること」が重要なのだと指摘します。

「女性にモテようとする過程で、外見や立ち振る舞いなど気を使うようになり、自然と『自分磨き』が行われます。恋人を探す過程のなかで、自分の魅力が高まるといった効果を意識すれば、自己肯定感もやりがいも上がります」

 クライアントの中には、「自己啓発」のためにマッチングアプリを利用しているユーザーも一定数いるのだとか。あとは気楽な「ゲーム感覚」で良い女性と出会えたらいいなというユーザーもいます。

「恋人を見つけるという従来の使われ方に固執しないのはとても大事」と、おとうふさんが語るように、自己肯定感を高めるツールとしてマッチングアプリ利用するのも手です。「自分磨きの一環」と考えれば、やましさや恥ずかしさも和らぐ気もします。

多くの異性と会うことで余裕が生まれた

 これまでマッチングアプリを通して300人以上の男性を会ってきたおとうふさん。マッチングアプリでの経験は「つらい思いもしたぶん、自分も成長できるきっかけにもなった」と振り返ります。

「マッチングアプリで自分の市場価値というものを突きつけられたので、結構つらいこともありました。でもそのおかげで、今はジムに通ったり、エステに行ったり、努力して変わるきっかけになりました。プロフィールを変えて反応が良くなると、やはり自信にも繋がります

 加えて、多くの異性と会うことで、恋愛に対するスタンスにも余裕が生まれたと言います。

「いろんな人と会うことで視野が広がったので、恋愛観もリベラルになりました。以前は『頼りない人とか身長低い人は嫌だ』という好みがありましたけど、いまは全然ないですね。『無駄な出会いなんかしたくない』という方は多いのですが、逆に私はその考え方が良い出会いを逃していると思います」

 事実、マッチングアプリのメリットは恋人を探せるだけではなく、「自分磨きができる」「恋愛観が豊かになる」など、多くの利点があります。重要なのは第一歩を踏み出す姿勢。恋活に後ろ向きで抵抗感がある男性も、自分が前向きに変わるきっかけとしてマッチングアプリを始めれば、自分のスペックが上がり、理想の恋人にも出会える確率も上がるでしょう。

<TEXT/佐藤隼秀>

【おとうふ】
2018年の夏に自身の経験を活かしたマッチングアプリの添削サービスを開始。“ペアーズの赤ペン先生”として、累計で600人以上にアドバイスを行う。『マツコの知らない世界』(TBSテレビ系列)などに出演
Twitter:@o10fusan

1995年生まれ。大学卒業後、競馬会社の編集部に半年ほど勤め、その後フリーランスに。趣味は飲み歩き・散歩・読書・競馬

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