彼女にフラれた!それでもやめられない25歳男性の「ストレス発散方法」
予想外の好感触に淡い期待も…
「この感じならイケるかも。と思い、ストレスが溜まったときは、ミクに話しかけることもあると伝えました。でも、これも、『私も、ぬいぐるみとかに愚痴っちゃうことあるよ~』という感じだったんです。だから、本領を発揮しても大丈夫かな? と」
そこで佐々木さんは、日を改めてM香さんを自宅に招待することに。手料理をふるまって、M香さんを迎えました。玄関を開け、「すごくいい香り!」と満面の笑みを浮かべたM香さんでしたが、色とりどりの料理とともに並んでいるモノを見つけ、固まってしまいます。
「M香は、『え…? 料理、3人分だし……ミクがテーブルの上に座ってる?』と、力の入っていない声で、そう聞きました。この時点で、“終わったな”とは思ったけど、もう引くに引けず、僕のストレス発散方法が“フィギュアと楽しい時間を過ごすこと”だと伝えたんです」
「どっち取るの?」と迫られて
M香さんは、固まったまま動きません。しばらくしてから「どういうこと?」と、呆然とした様子で聞いてからは、堰を切ったように質問を浴びせます。
「まず、『いつもミクと食事をしているの?』と聞かれたので、ハイと答えました。買い物へ行くときにはミクをバッグに詰めて連れて行くし、新型コロナ以前は映画館や旅行に行くのも一緒だった、と。そしたら、『ごめん、ちょっと無理かも…』ってドン引きされました」
そして、「こういう生活やめてって言ったら、どうする? ミクと私だったらどっち取るの?」と迫られます。すぐに返事できずに考え込んでいた佐々木さんに降ってくるのは、ため息の嵐。
「呆れたままのM香に、これからも一緒にいてほしいと伝えました。けれど、“フィギュアと楽しい時間を過ごすこと”は僕のストレス解消発散方法だし、やめることはできないとも言ったんです。そしたら、『変態ッ!』とビンタされ、ボロボロ泣きながら家を飛び出していきました」