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コロナ禍で売上好調。韓国の本格食材、コスメを買える「韓ビニ」の“侮れない実力”を聞く

ビジネス

韓国と日本を中立できる立場だった

韓ビニ

徐々に客足が増えてきた店内の様子

 ここまでお客さんが来るとは予想していなかった春日部店の韓ビニ。どのような宣伝をしてきたのでしょうか。

「高校の先輩が行政書士で、広告の会社を立ち上げていたので、お店の宣伝に協力してくれました。ネーミングやコンセプトのインパクトがあるとのことで、地元新聞やメディアにも取り上げてもらい、注目されるようになりました。後はSNSで自然に口コミが広がっていった感じです。プレオープンは開店前からお客さんがずらっとお店の外に並んでいる状態でした」

 韓ビニを成功させた背景として、どのような経営戦略があったのでしょうか。

「僕は韓国と日本の両方の文化を知っているので、中立できる立場だったのが強みだと思っています。韓ビニは、他の人が目につかないところを見つけられたのが良かったのかと思いますね。また、人との繋がりをこれまで大事にしてきたからこそ、色々な人が手伝ってくれて助かった面もありました。韓国商品だから成功するわけではないと考えています」

 また、春日部店は、今後の出店のためのテスト材料として始めたとのこと。内山氏は「春日部店が成功すれば次にどんどん店舗数が増やせると思います」と言います。

予想外すぎる展開に社長も驚いた

韓ビニ

韓ビニマネージャー・内山氏

 すでに成功を収めているようにも見えますが、どこを目標としているのか聞きいてみました。

「まだまだ3~4か月たたないとわからないですが、川口店があったので、春日部店の売り上げ目標は社長と一緒に『これぐらいだろう』と考えていたものはあります。しかし、今はその予想よりも3~5倍はあります。レジも最初は1台でしたが、今は3台まで増やしました。予想外すぎて僕たちも驚いています(笑)」

 一方で、ワクチン接種が広まり、コロナが収束した時の不安も吐露していました。「コロナが落ち着いて、韓国にみんなが行けるようになったらどうなるかわかりません。ただ、店舗数はもっと増やしていくつもりです」とのこと。

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