埼玉県川口市に若者が続々移住、なぜ?東京にはない魅力を住民に聞いた
埼玉の強みは「東日本へのアクセスの良さ」
コロナ禍の影響により、今後もますます埼玉県への移住が加速しそうな気配もある。都心へのアクセスを考えた場合、東京郊外と埼玉県の川口・大宮・浦和のどこに住むべきか?
「ひとつ言えるのは、埼玉県は東日本へのアクセスしやすさが強みです。特に、東北新幹線など、複数路線が通る大宮駅は、ハブ駅として交通の便が別格です。例えば、新宿から八王子などに伸びる京王線沿いだと、東北へ向かうにはやはり出にくい。だから、東日本に実家がある人は、大宮周辺を視野に入れてもよいかもしれません。
ただ、比較が難しいのも本音です。どの街や物件に住むのか、賃貸にするか購入するかでも変わってきます。川口と浦和も似ているようで街の色が違います。やはり、決断する前には自分にとっての暮らしやすさを、じっくり想像してみてください」
住めば都とはよくいうが、できる限り理想を求めたいのも本音。今回、話題を集めた川口市だけではなく、家賃などを加味して埼玉へ移住する選択肢は、やはり、コロナ禍以降の“現代”ならではだ。
<文/カネコシュウヘイ 取材/鴨居理子>