「警鐘」の意味は「危険を予告し、警戒を促すもの」

「けいしょう」を辞書で引いてみると……。

【警鐘（けいしょう）】（出典：デジタル大辞泉）
1.火災・洪水などの、警戒を促すために鳴らす鐘。「警鐘を打ち鳴らす」
2.危険を予告し、警戒を促すもの。警告。「現代社会への警鐘」

　正しい使い方として、記事の見出しではこんなふうに使われています。

「五輪リスク『問題は競技終了後』ウイルス専門家の警鐘」（朝日新聞デジタル 2021年6月29日）

「河野大臣“反ワクチン派のデマ”に警鐘鳴らす 若者世代へ『接種が大事と浸透させる』」（ORICON NEWS 2021年6月28日）

　警鐘は「危険を予告し、警戒を促す“もの”」、つまり名詞です。「鐘を鳴らす」のように「警鐘を“鳴らす”」と使います。「警鐘する」は間違いなので気を付けましょう。

＜TEXT／御手洗ココ＞