内田理央が語る「勝ちたいと思ったことがない」性格。芸能界には珍しいかも
やるからには覚悟を決めてやろう
――『仮面ライダードライブ』と出会って、考えが変わったのでしょうか?
内田:『仮面ライダー』という、子供の頃からずっと見てきた大きな作品に1年間携われるということは、夢にも思わなかったことでしたし、やるからには覚悟を決めてやろうと思いました。そして現場でお芝居をして、もっと知りたい、もっとやりたいという気持ちが生まれていきました。とても大きな学びの1年でした。
――うまくいかずにもがいた時期はありますか?
内田:『ドライブ』に出演するまでは毎日、もがいていました。向いていないと思うこともありましたが、そこからは気持ちを切り替えて、すべてを糧に次のお仕事を頑張ろうとポジティブに考えられるようになりました。失敗することもありましたが、心底落ち込むことはなかったです。
勝ちたいと思ったことがない
――『ドライブ』の現場も大変だったのでは?
内田:それこそ毎日怒られて、泣いて帰ったりしていました。
――怒られたときは悔しいと思えた?
内田:とにかく「迷惑をかけないように」といった気持ちが強かったと思います。できないから怒られるのは当たり前なので「次はもっと期待に応えられるように」と。勝手に自分をネガティブだと思っていたのですが、最終的にはポジティブな考えに行っている気がします。
――負けず嫌いを自認される芸能人の方は多いのですが、内田さんのようなタイプは珍しいかもしれませんね。
内田:全然負けず嫌いじゃないです。勝ちたいと思ったこともないし、すでに負けていると思っているのかも(苦笑)。そもそも、あまり他人と比べたりもしないですね。基本、他人のほうが素晴らしいので、比べるのではなく、自分にできることを頑張ろうと思っています。