コロナ下にオープン「ローアルコール専門店」に聞く、ノンアルビールのオススメ3選
コロナに伴う緊急事態宣言などで飲食店がアルコール提供禁止になり、ノンアルコールを提供するところも増えてきました。コロナワクチン接種も進まないなか、外飲みができなくてストレスが溜まってきている人も多いことでしょう。
そんななか今年5月28日に、東急電鉄東横線・学芸大学駅から徒歩5分以内の場所に、ノンアルコール飲料を専門に提供する「Low Alcoholic Cafe MARUKU(カフェMARUKU)」がオープン。
運営するのは、株式会社MARUKU Company。もともとノンアルコール飲料専門のECサイト「MARUKU」が事業のメインでしたが、あるきっかけでお店を開くことに。カフェMARUKUにお邪魔して、代表取締役の桜井鈴茂さんにノンアルコールビールの魅力などを聞いてきました。
パリ風の店舗は元アイスクリーム屋
元はアイスクリーム屋だったカフェMARUKUの店内は、ペンキを塗り替えるなど試行錯誤の末、完成。外観もパリ風でおしゃれです。
内装にもこだわっており、店内にはカウンターとテーブルが1席のみ。こじんまりしていますが、センスの良さを感じます。
入り口から左を見ると、黒猫のシンボルマークが出迎えてくれます。今でこそノンアルコールが注目を集めてきていますが、オープンの経緯はどのようなものなのでしょうか。
「緊急事態宣言で飲食店のお酒提供が禁止要請になる前から、すでにカフェの準備をしていました。僕の友人がやっていたソフトクリーム屋さんが移転することになり、空いた場所でお店を出してみてはどうかと持ちかけられたんです」
ノンアルではなく「ローアルコール」を掲げる意味
ノンアルのお店を始めたきっかけは、コロナとは無関係でした。
「もともと会社はノンアル専門のECサイトを運営していて、今回の話も、ソフトクリーム屋の跡地を倉庫にして、ノンアルコールのテイクアウトをやればいいんじゃない? というノリだったんです。ただ、大工さんとかデザイナーさんと話しているうちにだんだんと本格的なカフェバーをオープンする計画に変わっていったんです」
そこから準備を開始したのですが、緊急事態宣言で、開業は予定よりも1か月ほど遅れ、5月28日にようやくグランドオープンにいたりました。
ノンアルコールではなく、「ローアルコール」を掲げるカフェMARUKU。オープンしたばかりのため、通りすがりの人に「どういうお店ですか?」と聞かれることも。
「なぜローアルコールの名前を使っているかというと、ノンアルコールだけでなく、ビールとワインといったお酒も置いているからです。ノンアルとアルコールを合わせて、“ローアルコール”にしたんです。もちろん、お酒もこだわった良い物だけを取り扱っています。僕はお酒を飲む人を排除したくないんです。世の中には、いろんな人がいるべきだと思っているので、そういう発想に共感してくれる人たちが来てくれればいいなと思っています」