恋の告白には「気温25度、湿度50%」が望ましい理由。著名メンタリストが伝授
モノが告白の成否を決める
もうひとつ忘れてはならないのは、相手の触れるもの、口に入れるものです。この触感に関わるものはまさに告白の成否に関係するので、特に重要です。私たちが使うことばで「あの人は心が温かい」とか「なんとなくあの人って冷たい感じがしない?」と使っているのではないでしょうか。
もちろん比喩的な表現で使われているのですが、実はこの温度に関する感覚というのは、私たちが外部からのメッセージを受ける際にも影響されるのです。嘘だと思いますか? 例えばラテンアメリカ、メキシコやブラジルなど、人種的に情熱的な感じがしませんか? 反してロシアなどの寒い国では、ロシア人はあまり笑顔がなく、なんとなく冷たい、怖いというイメージはないでしょうか?
これは私の主観ではなく、国際的なイメージでもあります。もちろんどちらの国にも温かい人もいるでしょうし、どちらの国にも冷たい人はいるはずです。あくまでもその国の温度によるイメージなのですが、そのように印象が付けられているのは偶然ではないでしょう。
つまり温度から受けるイメージというはとても大事なのです。
温かい飲み物と柔らかい椅子の準備を
もし、あなたが告白をする場面で、相手の冷たいものを飲ませると、相手はあなたのメッセージに冷たさを感じるということです。逆に温かい飲み物を飲ませると、あなたのメッセージを温かく感じます。
もちろん季節も考慮しなければなりません。夏場であれば火照った体が冷えるまでは冷たいもの、告白する前ぐらいには温かい飲み物に切り替えるということです。たとえ夏場でも、前述で解説した「気温」「湿度」「光」の条件がそろっている空間なら、告白する前に温かい飲み物に切り替えても問題はないでしょう。
あと、触感に関するものでいえば、座る椅子です。告白する際には必ず相手に「柔らかい」イスやソファーに座らせてください。感触的に堅いものに座るとき、そのメッセージに壁を感じます、逆に柔らかいとメッセージが受け入れられやすいのです。
「本当にこんなことで人間の心理は影響を受けるの?」と言われることも多いのですが、試した方は必ずといっていいほど感謝の報告をしてくれます。それほど効果があるということです。あなたが意識して行うかどうかです。これは仕事でも同じ効果をもたらせますので、ぜひお試しください。
<TEXT/プロフェッショナル・メンタリスト ロミオ・ロドリゲス(@mentalistromeo2)>