1年は「盗み見」を我慢できたが…

　そして25歳の時に念願叶って結婚を前提に付き合える彼氏ができたそうですが……。

「その彼氏と付き合って1年はスマホを見るのを我慢していたのですが、2人の将来についての話が現実味を帯びてくるのと同時に、やっぱり気になるようになりました。はじめはスマホのスクリーンの通知を横目で見る程度でした。

　　でも、いったん暗証番号がわかると、入浴中などに盗み見るようになってしまったんです。幸い特に気になる部分はなかったのですが、仲の良い女友達とのちょっとした話や、職場の女性との仕事のやりとりでも徐々に気に食わないと感じるようになって……。勝手に連絡先を消したり、『何かあった時のために』と自分に連絡先を転送したりしてしまいました。今思うと怖い女ですよね」

「盗み見」はやめることができなかった

　その“犯行”はもちろんバレてしまったそうですが、それでも盗み見ることはやめられず、『そんなに信用できないなら、このまま付き合っていても意味がないし、将来一緒になれない』と結局、振られてしまったそうです。

　ひょんなことから彼氏の過去を知って以降、相手を信頼できなくなってしまった小松さん。信頼関係にヒビが入るのは間違いないので、何か不審なところがない限り、相手のスマホは見ないほうがいいと、自身の行動を伏せ目がちに振り返ります。

「結婚願望から焦る気持ちもありましたが、誰かといるよりもひとりのほうが気楽に暮らせることに気付いたので、しばらく恋愛はお休みしようと思います」とのことで、現在は趣味のヨガに没頭しているそうです。

＜取材・文／内田mg　イラスト／カツオ（@TAMATAMA_GOLDEN）＞

特集［隠しごとがバレて一悶着！］